「日本語学習と企業内研修」(SP)プログラム第33期生が11月24日から一泊二日で新潟に研修旅行に出かけました。今回の研修旅行に参加し、現地で日本の伝統や最新技術を目の当たりにしたソフィア・シュミット(Dr. Sophia Schmitt)さんが研修をリポートしました。
「日本語学習と企業内研修」(SP)プログラム第33期生の秋季研修旅行の目的地は新潟で、伝統的な小規模の家族経営の工房から国際的な企業まで様々な職場を訪問しました。
東京を出発し、新潟到着後は全行程をチャーターした中型バスで移動しました。最初の訪問先は刃物製造の「藤次郎株式会社」でした。中規模ながら国際的に販売を展開する同社では、日本の伝統的な包丁を作るための様々な技術を見せていただきました。同日の午後は、「滋野タンス店」を訪問。同店は、火にも水にも強い桐に特化して伝統的なタンスを製作していました。
その夜は日本の伝統的な旅館に宿泊しました。旅館に泊まるのは初めてで、おいしい日本料理もいただき、楽しいひとときを過ごしました。
翌日は、ごはんとお味噌汁に焼き魚の日本的な朝食をいただいたあと、着物地を製作する「横正機業場」を訪ね、今日もなお大半が手作業の細かな絹織物製作工程を見学しました。
江戸時代の豪農の邸宅を博物館にした「北方文化博物館」での昼食後、邸内を見学し、「総合車両製作所新津製作所(J-TREC)」を訪問しました。同社では、山手線の新しい車両が製造されていました。超近代的な工場に、ハイテク国日本を痛感しました。
新潟も日本がそうであるように伝統と現代が共に息づいていました。この度の研修旅行は、変化に富んだプログラムのおかげで異文化を知り専門知識を深めることができ、私達奨学生にとって貴重な体験となりました。