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「日本語学習と企業内研修」(SP) 第34期生 新潟へ研修旅行

DAAD奨学金プログラム「日本語学習と企業内研修」(通称SPプログラム)第34期生は11月30日から12月1日にかけて新潟県へ研修旅行に出かけました。日本の伝統と先端技術を実際に目の当たりにした参加者の研修旅行リポートを以下に紹介します。今回の研修旅行では、家族経営の伝統的な小さな工房から国際的に展開するハイテク企業までさまざまな会社を訪問しました。

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「日本語学習と企業内研修」中国・九州地方研修旅行

「日本語学習と企業内研修」(SP)第33期生が、4月24日から28日まで研修旅行にでかけ、岡山、広島、佐賀、福岡で企業訪問を行いました。この度の研修では、小さな工房から伝統的な家族経営の産業、巨大な鉄工所、世界的に有名な自動車工場まで見学でき、多様な日本経済の一端を垣間見ることができました。研修旅行に参加したザビーネ・フェルが旅行をリポートします。

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「日本語学習と企業内研修」富士通研究所訪問

 

4月18日、「日本語学習と企業内研修」(SP)第33期生が川崎にある富士通研究所を訪問しました。

まず富士通川崎工場の本館地下1階にある富士通テクノロジーホールで、富士通の歴史的な歩みと最新のプロジェクトの概要を学びました。富士通の歴史を物語る初期の電話器、今なお作動する50年前の汎用コンピュータ、初めての個人向けコンピュータ、海底ケーブルなどが展示されていました。

 

その後、富士通のスタッフの方の案内で、最速スーパーコンピュータを見学し、研修生のひとりがこのスーパーコンピュータを利用した鉄道運行シミュレータで、実際に運行されている路線の運転を疑似体験しました。この体験で定位置に停車するのが容易ではないことがよくわかりました。

 

スーパーコンピュータを利用すれば過去の地震をシミュレーションしたり、地震をある程度予測したりすることも可能です。またスーパーコンピュータは医療・健康分野にも革命をもたらします。患者の生物学的データから高精度の心臓シミュレータを作成し、その映像を投影する様子などが紹介されていました。ただし、それらを見るには3Dメガネの着用が不可欠でした。

 

富士通は人口知能(AI)の開発にも取り組んでいますが、特に力を入れているのが、定型文や例文のプログラミングが不要な学習型AIです。人と旅行計画について日本語で会話できるクマのぬいぐるみ型のロボットもすでに存在し、このロボットは会話に必要な情報をインターネットから収集していました。AIの開発がさらに進むと、コールセンター業務もAIが代行できるようになるかもしれません。

 

研修生たちは半年前から毎日授業に出て日本語に磨きをかけてきましたが、6月からは学んだ日本語を使う企業研修が始まります。スーパーコンピュータを利用したり、クマのぬいぐるみ型ロボットと旅行計画を日本語で話しあったりする研修生も出てくるかもしれません。

 

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新潟で最高品質の包丁、高価な着物地、最速車両を見学

「日本語学習と企業内研修」(SP)プログラム第33期生が11月24日から一泊二日で新潟に研修旅行に出かけました。今回の研修旅行に参加し、現地で日本の伝統や最新技術を目の当たりにしたソフィア・シュミット(Dr. Sophia Schmitt)さんが研修をリポートしました。

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「日本語学習と企業内研修」(SP)プログラム第33期生の秋季研修旅行の目的地は新潟で、伝統的な小規模の家族経営の工房から国際的な企業まで様々な職場を訪問しました。

東京を出発し、新潟到着後は全行程をチャーターした中型バスで移動しました。最初の訪問先は刃物製造の「藤次郎株式会社」でした。中規模ながら国際的に販売を展開する同社では、日本の伝統的な包丁を作るための様々な技術を見せていただきました。同日の午後は、「滋野タンス店」を訪問。同店は、火にも水にも強い桐に特化して伝統的なタンスを製作していました。

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その夜は日本の伝統的な旅館に宿泊しました。旅館に泊まるのは初めてで、おいしい日本料理もいただき、楽しいひとときを過ごしました。

翌日は、ごはんとお味噌汁に焼き魚の日本的な朝食をいただいたあと、着物地を製作する「横正機業場」を訪ね、今日もなお大半が手作業の細かな絹織物製作工程を見学しました。

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江戸時代の豪農の邸宅を博物館にした「北方文化博物館」での昼食後、邸内を見学し、「総合車両製作所新津製作所(J-TREC)」を訪問しました。同社では、山手線の新しい車両が製造されていました。超近代的な工場に、ハイテク国日本を痛感しました。

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新潟も日本がそうであるように伝統と現代が共に息づいていました。この度の研修旅行は、変化に富んだプログラムのおかげで異文化を知り専門知識を深めることができ、私達奨学生にとって貴重な体験となりました。